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ブログ2025/12/16
ケガをしやすい機会が多い学生さんへ 〜「PEACE&LOVE」で早く安全に治そう
東京都荒川区・台東区の皆さん、こんにちは!
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 柔道整復師の飯田です。最近の怪我(特に 筋肉・靱帯・軟部組織のケガ)の治療法として、従来の RICE(安静・冷却・圧迫・挙上) に替わって、最新のエビデンスに基づく応急処置・回復アプローチとして 「PEACE & LOVE(ピース アンド ラブ)」 という考え方が広く推奨されています。
① 成長期の体はなぜケガをしやすいのか
中学生・高校生の体は、身長や骨が先に大きく成長し、筋肉や関節、腱がその変化に追いついていない状態です。そのため、柔軟性が低下し、同じ練習量でも体の一部に負担が集中しやすくなります。「昨日まで問題なかったのに、急に痛くなった」というのは、決して珍しいことではありません。特に部活動で毎日練習している学生ほど、疲労が抜けきらないまま次の練習を重ね、ケガにつながりやすくなります。成長期は気合や根性よりも、体の状態を正しく知ることが大切です。
② ケガ直後は【PEACE】を守ろう
ケガをした直後は「PEACE(ピース)」という考え方が基本になります。
P(Protection:守る)…痛みの出る動きは避け、患部を守る
E(Elevation:高くする)…心臓より高くして腫れを抑える
A(Avoid:やりすぎない)…冷やしすぎや薬の使いすぎを避ける
C(Compression:軽く圧迫)…包帯やサポーターで腫れを防ぐ
E(Education:正しく知る)…ケガの正しい対処法を知る
炎症は体が治ろうとして起こる自然な反応です。無理に抑え込まず、悪化させない対応をすることが回復への近道です。
③ 回復期(数日が経過してから)は【LOVE】で治りを早める
痛みや腫れが落ち着いてきたら「LOVE(ラブ)」の段階に進みます。
L(Load:少しずつ負荷をかける)…痛みの出ない範囲で動かす
O(Optimism:前向きな気持ち)…不安や恐怖は回復を遅らせる
V(Vascularisation:血流を良くする)…軽い運動で血流を促す
E(Exercise:リハビリ運動)…再発しない体を作る
「完全に痛みがなくなるまで動かさない」よりも、「安全な範囲で正しく動かす」方が、回復は早くなり、競技復帰もスムーズになります。
④ ケガを防ぐ一番のポイント
ケガを防ぐ最大のポイントは「違和感を我慢しないこと」です。軽い痛みや張りは、体からの大切なサインです。早めにケアをすれば、長期間の離脱を防ぐことができます。練習後のストレッチ、十分な睡眠、バランスの取れた食事も、立派な治療と予防です。自分の体を大切にできる選手ほど、長くスポーツを楽しむことができます。困った時は、無理をせずに相談してください。
当院では薬物療法、物理療法、運動療法等により、痛みの改善や生活の質の向上を図っています。腰、肩、膝、足などお体の痛みでお困りでしたら当院へご相談ください。
リハビリテーション科
柔道整復師 飯田 浩史
監修 茂澤幸右(茂澤メディカルクリニック南千住 院長)