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    2026/03/31

    ロコモ度チェックとは? 立つ・歩く力を見える化する3つの方法

    東京都荒川区・台東区の皆様、こんにちは。
    茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 理学療法士の谷口です。

    「最近、つまずきやすくなった」「階段がつらい」「前より歩くのがおっくうになった」――そんな変化はありませんか。
    あなたは、ロコモティブシンドローム(ロコモ)になっているかもしれません。
    ロコモとは、骨・関節・筋肉などの体を支え動かす役割を持つ「運動器」の衰えによって、立つ・歩くなどの移動機能が低下した状態や要介護になる危険性が高い状態のことを指します。進むと、将来介護が必要になるリスクが高くなることが知られています。

    ロコモかどうかを調べる方法がロコモ度テストです。
    このチェックは、
    ①立ち上がりテスト
    ②2ステップテスト
    ③ロコモ25
    の3つでできています。3つのうちどれか1つでも当てはまればロコモと判定され、最も進んだ段階がその人の結果になります。ロコモ度は、1・2・3の3段階です。数字が大きくなるほど身体機能が低下していることを表しています。

    立ち上がりテスト

    立ち上がりテストは、脚の力・バランス能力をみる検査です。
    椅子や台から、反動をつけずに立ち上がれるかを確認します。両脚または片脚で立ち上がり3秒間そのまま保つのがポイントです。
    やり方の流れは、まず40cmの台から両脚で立つところから始まります。できたら次に片脚で40cmに挑戦します。片脚40cmができない場合は、両脚で30cm、20cmと確認していきます。

    判定の目安
    ・ロコモ非該当(ロコモではない):片足で40㎝の台から立ち上がることができる
    ・ロコモ度1:どちらか一方の脚で40cmから立ち上がれないが、両脚で20cmからは立ち上がれる
    ・ロコモ度2:両脚で20cmから立ち上がれないが、30cmからは立ち上がれる
    ・ロコモ度3:両脚で30cmから立ち上がれない

    立ち上がりテスト.png

    2ステップテスト

    2ステップテストは、歩く力をみる検査です。
    大股で2歩歩いた距離を測り、歩幅の大きさから移動する力を確かめます。
    方法はとてもシンプルです。
    スタートラインに両足のつま先をそろえて立ち、できるだけ大股で2歩歩きます。最後は両足をそろえ、最初の位置から着地したつま先までの距離を測ります。計算は、
    「2歩の距離 ÷ 身長 = 2ステップ値」 です。

    判定の目安
    ・ロコモ非該当(ロコモではない):2ステップ値が1.3以上
    ・ロコモ度1:1.1以上1.3未満
    ・ロコモ度2:0.9以上1.1未満
    ・ロコモ度3:0.9未満

    2ステップテスト.png

    ロコモ25

    ロコモ25は、体の状態や生活のしづらさを、質問に答える形で確認する検査です。
    この1か月の体の痛みや、日常生活で困っていること、不安に感じていることなどについて、25問に答えます。

    質問の内容は幅広く、たとえば
    ・首・肩・腰・脚の痛み
    ・体を動かすつらさ
    ・起き上がり、立ち上がり、家の中を歩くこと
    ・着替え、トイレ、入浴、階段、早歩き
    ・外出、買い物、電車やバスの利用
    ・家事や運動
    ・人づきあいや地域活動を控えていないか
    ・転ぶ不安、将来歩けなくなる不安
    などが含まれています。つまり、痛みだけでなく、生活のしやすさや外出・社会参加まで含めて確認できるのがロコモ25の特徴です。
    答え方は5段階で、公式の結果記入用紙では0点から4点で集計します。25問の合計で判定し、点数が高いほど困りごとが大きいと考えます。

    判定の目安
    ・ロコモ度1:7点以上16点未満
    ・ロコモ度2:16点以上24点未満
    ・ロコモ度3:24点以上   

    実際の質問紙は下のURLの公式サイトで行うか、ダウンロードしてください。
    https://locomo-joa.jp/check/test/locomo25(ロコモ25)

    まとめ

    ロコモ度チェックは、立つ力をみる「立ち上がりテスト」、歩く力をみる「2ステップテスト」、生活のしづらさをみる「ロコモ25」の3つで、今の移動機能の状態を確認する方法です。どれか1つでも基準に当てはまればロコモの可能性があり、最も進んだ段階が結果になります。

    「まだ大丈夫」と思っていても、歩幅が狭くなったり、立ち上がりがつらくなったり、外出が減ったりすることは、体からのサインかもしれません。まずは今の状態を知ることが、これから先も自分の足で歩き続ける第一歩です。痛みが強い方、転びそうで不安な方、ロコモ度2や3に当てはまる方は、無理をせず、整形外科などの医療機関に相談することをおすすめします。

    当院では、「歩く距離が少なくなった」、「歩くスピードが遅くなった」、「よくふらつくようになった」などの日常生活の問題に対して個人に合わせたトレーニング指導を行えますので、ご興味のある方はご相談ください。

    引用:ロコモ度チェック(日本整形外科学会・ロコモONLINE)
    URL:https://locomo-joa.jp/check/test

    理学療法士 谷口侑希
    監修 茂澤幸右 (茂澤メディカルクリニック南千住 院長)