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ブログ2026/06/18
腰部コルセットの装着位置で効果は変わる?
東京都荒川区・台東区の皆さん、こんにちは!
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 柔道整復師の飯田です。今回は腰部のコルセットの装着法の一例について説明します。
腰痛でコルセットを使用する際、「どの位置に巻くか」は意外と重要です。同じコルセットでも装着する高さによってサポートする部位が変わり、期待できる効果も異なります。
代表的な装着方法として、①腰椎4-5間の動きを抑える方法と、②仙腸関節の動きを抑える方法があります。
① 腰椎4-5間の動きを抑えるコルセットの装着方法
腰椎4-5間は腰の中でも特に動きが大きく、日常生活や仕事で負担がかかりやすい部位です。前かがみになる動作や重い物を持ち上げる動作を繰り返すことで、この部分の椎間関節や椎間板、周囲の筋肉にストレスが加わります。そのため、ぎっくり腰や慢性的な腰痛の原因となることも少なくありません。
この部位の動きを抑えたい場合は、コルセットをやや高めに装着します。コルセットの中央部分が腰椎4-5間付近に位置するよう調整し、腹部と腰部を均等に締めることで腰椎の過度な前後運動を制限します。特に立ち上がり動作や前かがみ動作の際に腰への負担を軽減する効果が期待できます。
ただし、強く締めすぎると呼吸がしづらくなったり、長期間の過度な使用によって体幹筋の働きが低下したりする場合があります。コルセットはあくまでも痛みの強い時期を補助する道具であり、症状の改善に合わせて体幹機能の回復や適度な運動も併せて行うことが大切です。
② 仙腸関節の動きを抑えるコルセットの装着方法
仙腸関節は骨盤の後方にある関節で、仙骨と腸骨をつないでいます。関節の動きはわずかですが、歩行や立ち上がり、片足立ちなどの動作時に重要な役割を果たしています。何らかの理由で仙腸関節周囲に負担がかかると、腰の下部やお尻、鼠径部周辺に痛みを感じることがあります。
仙腸関節をサポートする場合は、一般的な腰痛用コルセットよりも低い位置に装着します。目安としては骨盤を締めるような位置で、上前腸骨棘の少し下から大転子付近を囲むように固定します。骨盤全体を安定させることで仙腸関節の過剰な動きを抑え、歩行時や立ち上がり時の痛みの軽減が期待できます。
臨床では?
実際の臨床では、患者さん自身が楽に感じる位置を確認しながら調整することも重要です。同じ腰痛でも原因が腰椎由来なのか仙腸関節由来なのかによって適切な装着位置は異なります。コルセットの効果を十分に発揮するためには、痛みの原因に合わせた装着方法を選択することが大切です。
当院では薬物療法、物理療法、運動療法等により、痛みの改善や生活の質の向上を図っています。腰、肩、膝、足などお体の痛みでお困りでしたら当院へご相談ください。
リハビリテーション科
柔道整復師 飯田 浩史
監修 茂澤幸右(茂澤メディカルクリニック南千住 院長)