院長の生活習慣病コラム
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院長の生活習慣病コラム2026/09/29
収縮期血圧と拡張期血圧——「上」と「下」の血圧について、循環器内科専門医が詳しく解説します。
はじめに——「上は正常なのに下だけ高い」「上だけ高くて下は普通」、どちらが危ないのか
「先生、血圧の上と下って、どちらが大事なんですか?」
外来でこう聞かれると、私は少し間を置いてから答えます。「どちらも大事ですが、年齢によって意味が変わります」と。
血圧計の画面に表示される二つの数字——上(収縮期血圧)と下(拡張期血圧)——は、多くの患者さんにとって「なんとなく上の方が重要らしい」という漠然とした認識のまま、何年も付き合っている数値です。
健診結果に「上が150、下が72」と書いてあっても、「上が125、下が95」と書いてあっても、どちらも「血圧が高い」と言われる。しかしこの二つは、体に対して全く異なるメッセージを発しています。
「上だけ高い」は主に血管の老化・動脈硬化のサインです。「下だけ高い」は心臓が休む間も高い負荷にさらされているサインです。そして「上と下の差(脈圧)」が開きすぎている場合は、それ自体が独立したリスク因子になります。
私が循環器内科の専門医として外来で感じるのは、「上の血圧しか気にしていない患者さんが多い」という現実です。下の血圧が90mmHgを超えていても「上は大丈夫だから」と放置している方、逆に上が150mmHgあっても「下が70だから動脈硬化はないはず」と思っている方——こうした誤解が、心臓・血管へのダメージを見えにくくしています。
今回は、血圧の「上」と「下」が体に何をしているのかを、循環器内科専門医として丁寧に解説します。
収縮期血圧と拡張期血圧——二つの数字が測っているものの正体
心臓は「収縮」と「拡張」を繰り返している
血圧を理解するには、まず心臓の動きを知る必要があります。心臓は1分間に60〜80回、規則正しく収縮と拡張を繰り返しています。
収縮(systole): 心臓の筋肉が締まり、血液を大動脈へ力強く送り出す瞬間。このとき血管にかかる圧力が最も高くなります。これが収縮期血圧(上の血圧)です。
拡張(diastole): 心臓の筋肉が緩み、次の収縮に向けて血液を心室内に受け入れる時間。このとき血管にかかる圧力が最も低くなります。これが拡張期血圧(下の血圧)です。
つまり血圧計が示す「120/80」という数字は、「心臓が収縮するとき血管にかかる最大圧力が120mmHg、心臓が拡張しているとき血管にかかる最小圧力が80mmHg」という意味です。
二つの血圧が「別の情報」を教えてくれる理由
収縮期血圧と拡張期血圧は、単に「高い瞬間と低い瞬間」の違いではありません。それぞれが異なる生理的メカニズムを反映しています。
収縮期血圧が高くなる主な原因:
・心臓が一回に送り出す血液量(一回拍出量)が多い
・大動脈をはじめとする大血管が硬くなっている(動脈硬化・加齢)
・血管の弾力性(コンプライアンス)が低下している拡張期血圧が高くなる主な原因:
・末梢血管の抵抗が高い(細い血管が収縮している)
・交感神経の緊張・ストレス・肥満・喫煙
・腎臓由来のレニン・アンジオテンシン系の過活動この違いが重要なのは、「収縮期血圧が高い人」と「拡張期血圧が高い人」では、背景にある病態が異なり、心臓・血管・腎臓への影響も異なるからです。
正常値と高血圧の基準
日本高血圧学会(JSH2023)の基準では以下の通りです。
分類 診察室血圧(収縮期/拡張期)
正常血圧 120/80mmHg未満
正常高値 120〜129 / 80mmHg未満
高値血圧 130〜139 / 80〜89mmHg
高血圧Ⅰ度 140〜159 / 90〜99mmHg
高血圧Ⅱ度 160〜179 / 100〜109mmHg
高血圧Ⅲ度 180以上 / 110mmHg以上
孤立性収縮期高血圧 140以上 / 90mmHg未満注目していただきたいのは最後の「孤立性収縮期高血圧」です。上だけが高く下は正常——これは独立したカテゴリーとして分類されるほど、特別な意味を持つパターンです。
「上だけ高い」孤立性収縮期高血圧——動脈硬化が血管を「硬いホース」に変えるとき
なぜ上だけが高くなるのか
孤立性収縮期高血圧(ISH:Isolated Systolic Hypertension)とは、収縮期血圧が140mmHg以上で拡張期血圧が90mmHg未満の状態です。60歳以上の高血圧患者の約60〜70%がこのパターンに当てはまるとされています。
なぜ加齢とともに上だけが高くなるのか。その答えは「大動脈の弾力性の喪失」にあります。
健康な若い血管は柔らかくしなやかで、心臓が血液を送り出すときに膨らんで圧力を吸収し、拡張期にゆっくり収縮して血流を維持します。これを「ウィンドケッセル効果」と呼びます。
ところが加齢・高血圧・動脈硬化の進行によって、大動脈の壁は硬くなります。硬い血管は心臓が血液を送り出す瞬間に膨らむことができず、圧力をそのまま跳ね返します。その結果、収縮期血圧だけが急激に上昇します。一方、拡張期には血管が自力で収縮できないため、拡張期血圧は低いままか、むしろ低下することもあります。
「上の血圧が高い=血管が硬い」——これは、動脈硬化の進行度を反映する重要なサインです。
孤立性収縮期高血圧が心臓・脳・腎臓に与えるダメージ
孤立性収縮期高血圧が「大したことない」と思われがちなのは、「下は正常だから」という理由です。しかしこれは大きな誤解です。
心臓への影響: 収縮期血圧が高いということは、心臓が血液を送り出すときに高い抵抗に抗わなければならないことを意味します。心臓への負担が増し、左室肥大(「ST低下・左室肥大・脚ブロック——健診心電図のよくある所見」参照)・心不全のリスクが上昇します。SHEP試験・Syst-Eur試験などの大規模臨床試験で、収縮期血圧を10〜12mmHg低下させることで脳卒中リスクが36〜42%、心血管イベントリスクが26〜31%低下することが示されています。
脳卒中リスク: 孤立性収縮期高血圧は脳出血・脳梗塞の強力なリスク因子です。特に日本人は収縮期血圧の上昇と脳出血リスクの相関が欧米人より強いとされています(「欧米人より日本人の方が、同じ血圧・血糖でも血管が壊れやすい——その科学的な理由」参照)。
腎臓への影響: 収縮期血圧の上昇は糸球体への圧力を高め、腎機能低下を加速させます。特に糖尿病を合併している場合、収縮期血圧の管理が腎保護に直結します。
孤立性収縮期高血圧の治療——「下げすぎ」に注意が必要な理由
孤立性収縮期高血圧の治療で特に注意が必要なのは、下の血圧(拡張期血圧)を下げすぎないことです。
拡張期血圧が低すぎると(60〜65mmHg未満)、心臓が拡張している間に冠動脈(心臓自身への血流)が十分に流れなくなります。冠動脈は拡張期に血流が多くなる特性があるためです。これが「Jカーブ現象」と呼ばれる概念で、拡張期血圧が低すぎると心血管リスクが逆に上昇するという観察結果があります。
私の外来でも、孤立性収縮期高血圧の高齢患者さんに降圧薬を処方する際は、「上を下げながら下を下げすぎない」という繊細なバランス管理が必要です。画一的に「目標値まで下げる」ではなく、患者さんの年齢・腎機能・冠動脈疾患の有無を考慮した個別化した管理が求められます。
「下だけ高い」拡張期高血圧——40〜50代の心臓が休めない状態
なぜ若い世代で下が高くなるのか
拡張期高血圧(拡張期血圧≧90mmHg・収縮期血圧<140mmHg)は、40〜50代の比較的若い世代に多く見られるパターンです。
拡張期血圧を決定する最も重要な因子は、末梢血管抵抗です。全身の細小動脈が収縮すればするほど、心臓が拡張している間も血管内の圧力は高く保たれます。
末梢血管抵抗を上げる主な原因は以下の通りです。
・交感神経の過緊張: ストレス・睡眠不足・過労によって交感神経が常に活性化されると、末梢血管が収縮し拡張期血圧が上昇します。現代のビジネスパーソンに拡張期高血圧が多い背景がここにあります
・肥満・内臓脂肪の蓄積: 内臓脂肪から分泌されるアディポサイトカインが末梢血管抵抗を高め、レニン・アンジオテンシン系を活性化します(「なぜ内臓脂肪が増えると血圧・血糖・脂質が全部悪くなるのか」参照)
・喫煙: ニコチンが交感神経を刺激し末梢血管を強力に収縮させます
・アルコール過剰摂取: 慢性的な多量飲酒は拡張期血圧を持続的に上昇させます
・腎臓由来の高血圧(腎血管性高血圧): 腎動脈の狭窄によってレニンが過剰分泌され、強力な血管収縮が起きます
「心臓が休めない」——拡張期高血圧が心臓に与えるダメージ
拡張期高血圧が特に心臓にとって問題である理由を、解剖学的に説明します。
心臓は収縮(仕事)と拡張(休息)を繰り返しています。健康な心臓では、拡張期に末梢血管抵抗が低下するため、心臓は十分に「休む」ことができます。
しかし拡張期血圧が高い状態では、心臓が拡張しているその瞬間も、血管側から高い圧力が戻ってきます。心臓は「休憩時間にも働かされている」状態です。これが慢性的に続くと、左室の拡張機能が低下し(拡張不全)、やがて拡張不全型心不全(HFpEF:収縮機能が保たれた心不全)に発展するリスクがあります。
さらに前述の通り、拡張期に冠動脈血流が確保されます。拡張期血圧が高い状態では冠動脈に過剰な圧力がかかり、長期的には冠動脈硬化を促進します。
拡張期高血圧は若い世代ほど積極的に治療すべき
かつては「拡張期血圧より収縮期血圧の方が重要」という考え方が主流でしたが、現在のエビデンスはより複雑なことを示しています。
HOT試験(Hypertension Optimal Treatment)の解析では、特に55歳未満の若い高血圧患者において、拡張期血圧の積極的な管理が心血管イベント抑制に寄与することが示されています。また、拡張期血圧が高い若い患者さんは、未治療のまま経過すると20〜30年後に孤立性収縮期高血圧(動脈硬化の進行)に移行するリスクが高いことも知られています。
「まだ若いから」「上は大丈夫だから」——この言葉で下の血圧を放置することは、20年後の心血管リスクを高める選択かもしれません。
外来でも40代の男性患者さんが「上は130で問題ないんですが、下が95くらいあって」とおっしゃるケースがよくあります。体型・生活習慣・ストレス量を確認すると、肥満・多量飲酒・睡眠不足が重なっているケースが多い。生活習慣の改善から入りますが、3〜6ヶ月経過を見て改善がなければ薬物療法を検討します。
脈圧・平均血圧という視点と、当院での診療アプローチ
「上と下の差」脈圧——それ自体がリスク因子
血圧管理において、収縮期と拡張期の個別の値だけでなく、その「差」である脈圧(Pulse Pressure)にも注目する必要があります。
脈圧=収縮期血圧-拡張期血圧
正常な脈圧は40mmHg前後です。脈圧が60mmHg以上に拡大している場合、それ自体が独立した心血管リスク因子となります。
脈圧が広がる主な原因は動脈硬化による大血管の硬化です。前述のウィンドケッセル効果の喪失により、収縮期血圧が上昇し、同時に拡張期血圧が低下するため、差が大きくなります。
フラミンガム心臓研究では、脈圧が10mmHg増加するごとに、心筋梗塞リスクが約10〜15%上昇することが示されています(Haider AW, et al. Hypertension, 2003)。「上は150で下は70です」という患者さんの脈圧は80mmHgであり、これは動脈硬化の進行と心血管リスクの上昇を示す重要なサインです。
平均血圧(MAP)——臓器への血流を決める指標
もう一つ重要な指標が平均血圧(MAP:Mean Arterial Pressure)です。
MAP=拡張期血圧+(脈圧÷3)
例:収縮期150・拡張期90の場合 → MAP=90+(60÷3)=110mmHg
MAPは全身の臓器(腎臓・脳・心臓)への血流圧力を最もよく反映します。正常MAPは70〜100mmHg程度であり、100mmHgを超えると臓器への慢性的な圧力過剰が起きます。
腎臓の保護という観点では、MAPの管理が収縮期血圧単独の管理より重要という見方もあります。「上は下げたが下が高いまま」では、MAPが高止まりして腎臓への圧力が続くことになります。
院長の結論——「上か下か」ではなく「パターンで読む」
私が外来で実践している血圧の読み方を率直にお伝えします。
血圧は「上が高いか・下が高いか」という二択で考えるのではなく、上・下・脈圧・パターン・年齢を組み合わせて読むものです。
・上も下も高い(例:155/100): 典型的な高血圧。末梢血管抵抗の上昇が主因。中年世代に多く、生活習慣改善と降圧薬で管理。
・上だけ高い(例:160/72): 動脈硬化・大血管の硬化が主因。高齢者に多い。脈圧88mmHgは要注意。降圧薬で上を下げながら下を下げすぎない繊細な管理が必要。
・下だけ高い(例:128/95): 末梢血管抵抗の増大が主因。若い世代のストレス・肥満・飲酒が背景に多い。生活習慣改善が最優先。
・上も下も低めで脈圧が広い(例:140/60): 大動脈弁閉鎖不全症・貧血・甲状腺機能亢進症など器質的疾患の可能性。追加評価が必要。
当院では血圧の数字だけでなく、家庭血圧の記録(「病院の血圧より、朝起きてすぐの血圧の方がずっと大事です」参照)・心臓エコー・頸動脈エコーを組み合わせて、「この患者さんの血圧パターンが何を意味するか」を個別に評価しています。
「上が高いから」「下が高いから」という一面的な理解ではなく、二つの数字が語りかけているメッセージを正確に読み解くことが、心臓・血管・腎臓を守ることにつながります。南千住・荒川区で血圧管理にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。Web予約は24時間受け付けています。
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院長の結論
「上と下、どちらが大事ですか?」という質問に私はこう答えています。「若い人には下が、高齢者には上が、どちらにも脈圧が大事です」。
40〜50代で下の血圧が高い方は、末梢血管の収縮・ストレス・肥満・飲酒が背景にあることが多く、今放置すれば20〜30年後に動脈硬化が進行して孤立性収縮期高血圧に移行するリスクがあります。60代以上で上だけが高い方は、すでに動脈硬化が進んでいるサインであり、脳卒中・心不全のリスクが上昇しています。そして上と下の差(脈圧)が60mmHg以上に開いている方は、動脈硬化の進行度として捉えるべき重要な所見です。
血圧計の二つの数字は、単なる「高い・低い」の指標ではありません。心臓・血管・腎臓が今どんな状態にあるかを教えてくれる、最も身近な「体のレポート」です。その読み方を知ることが、正しい高血圧管理の第一歩です。
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★まとめ
・収縮期血圧(上)は心臓が収縮して血液を送り出す瞬間の最大圧力、拡張期血圧(下)は心臓が拡張して休んでいる間の最小圧力です。二つはそれぞれ異なる生理的メカニズムを反映しています
・「上だけ高い(孤立性収縮期高血圧)」は大動脈の硬化・動脈硬化の進行が主因で、60歳以上の高血圧患者の約60〜70%を占めます。脳卒中・心不全リスクと直結しており、「下が正常だから大丈夫」という判断は危険です
・「下だけ高い(拡張期高血圧)」は末梢血管抵抗の増大が主因で、40〜50代のストレス・肥満・喫煙・飲酒が背景に多いです。心臓が「休めない状態」が続き、拡張不全型心不全・冠動脈硬化のリスクが上昇します
・脈圧(収縮期血圧-拡張期血圧)が60mmHg以上に拡大している場合、それ自体が独立した心血管リスク因子です。動脈硬化の進行度を反映しています
・血圧のパターン(上だけ高い・下だけ高い・両方高い・脈圧が広い)によって背景の病態・臓器への影響・治療の優先順位が異なります。「上か下か」ではなくパターンで読むことが重要です
・孤立性収縮期高血圧の治療では「上を下げながら下を下げすぎない」管理が重要です。拡張期血圧が60〜65mmHg未満になると冠動脈血流が低下するJカーブ現象に注意が必要です
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★よくあるご質問(FAQ)
Q➤ 血圧の上と下、どちらが高いと危険ですか?
A➤ 年齢によって異なります。40〜50代では拡張期血圧(下)が90mmHg以上の場合、末梢血管抵抗の増大・心臓への慢性負荷として積極的な管理が必要です。60歳以上では収縮期血圧(上)が140mmHg以上の孤立性収縮期高血圧が多く、脳卒中・心不全リスクと直結します。どちらが危険かではなく、年齢・パターン・脈圧を組み合わせて評価することが重要です。Q➤ 上は正常なのに下だけ高い(例:125/95)。治療は必要ですか?
A➤ 治療の検討が必要です。拡張期血圧90mmHg以上は高血圧の診断基準を満たします。特に40〜50代でこのパターンがある場合、ストレス・肥満・飲酒・喫煙などの生活習慣が背景にあることが多く、まず3〜6ヶ月の生活習慣改善を試みます。改善が不十分な場合や他のリスク因子がある場合は薬物療法を検討します。放置すると20〜30年後に動脈硬化が進行するリスクがあります。Q➤ 上が160なのに下が65です。下が低いから大丈夫ですか?
A➤ 大丈夫ではありません。このパターン(脈圧95mmHg)は動脈硬化の進行を示す重要なサインです。収縮期血圧160mmHgは脳卒中・心不全・腎機能低下のリスクを高めます。同時に拡張期血圧が低すぎると冠動脈への血流が低下するリスクもあります。「下が低いから安心」ではなく、循環器内科での精密評価と個別化した降圧治療が必要です。Q➤ 脈圧(上と下の差)はどのくらいが正常ですか?
A➤ 正常な脈圧は40mmHg前後です。60mmHg以上になると動脈硬化の進行・心血管リスク増大のサインとして注意が必要です。例えば「150/70」(脈圧80mmHg)は、たとえ下が正常でも脈圧の観点では要注意の状態です。脈圧は血圧計で測れる最もシンプルな動脈硬化の指標の一つであり、定期的に確認することをおすすめします。Q➤ 南千住・荒川区で血圧の上と下の違いについて相談できる病院はありますか?
A➤ 茂澤メディカルクリニック南千住では、収縮期・拡張期血圧のパターン別評価を循環器内科専門医が行っています。家庭血圧の記録・心臓エコー・頸動脈エコー・血液検査を組み合わせて「あなたの血圧パターンが何を意味するか」を丁寧に読み解きます。「上だけ高い」「下だけ高い」「脈圧が広い」など、血圧の数字に疑問がある方はWeb予約は24時間受け付けています。
参考文献
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2023(JSH2023)」
SHEP Cooperative Research Group. "Prevention of stroke by antihypertensive drug treatment in older persons with isolated systolic hypertension." JAMA, 1991.
Staessen JA, et al. "Randomised double-blind comparison of placebo and active treatment for older patients with isolated systolic hypertension(Syst-Eur)." Lancet, 1997.
Haider AW, et al. "Pulse Pressure and Risk of Cardiovascular Events in the Framingham Heart Study." Hypertension, 2003.
Hansson L, et al. "Effects of intensive blood-pressure lowering and low-dose aspirin in patients with hypertension: principal results of the Hypertension Optimal Treatment(HOT)randomised trial." Lancet, 1998.
Franklin SS, et al. "Is pulse pressure useful in predicting risk for coronary heart disease?" Circulation, 1999.
日本循環器学会「心不全診療ガイドライン2017年改訂版」このコラムの執筆者
院長:茂澤 幸右
糖尿病学会所属・循環器内科専門医
循環器内科専門医として、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病診療に従事。
血糖や血圧の管理だけでなく、将来の心筋梗塞や心不全を防ぐ視点を大切に、
日々の外来で患者さんと向き合っています。
このコラムでは、健診結果の見方や最新の医療情報などを、
外来で実際にお話ししている言葉で分かりやすく解説しています。
【経歴】
日本医科大学医学部 卒業
日本医科大学大学院医学研究科(循環器内科学)修了
【資格】
医学博士
循環器内科専門医
内科認定医
【所属学会】
日本内科学会
日本循環器学会
日本心臓病学会
日本糖尿病学会