ブログ
-
ブログ2025/09/19
筋トレに重要な3つの原則
東京都荒川区・台東区の皆様、こんにちは。
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 理学療法士の谷口です。今回は、筋力トレーニングにおける重要な「3原則」をご紹介します。
この3原則を理解していないと、せっかく続けても効果が出にくかったり、逆に成果が失われてしまったりすることもあります。
10~20代の若年層だけでなく、30代以上の人々や65歳以上の高齢者の方々にも当てはまりますので、学んでいただくことをおすすめします!漸進性過負荷の原則(プログレッシブ・オーバーロード)
難しい単語ですが、多くの方が知っている原則です。
漸進性は「徐々に値を大きくする」こと、過負荷は「大きな負荷」ということです。
つまり、筋肉を成長させるためには、少しずつ負荷を高めていく必要があるということです。例えば、最初は腕立て伏せを10回で限界でも、毎回同じ回数・強度では体が慣れてしまい成長が止まります。
ここでのポイントは、「回数をふやす」、「重りをおもくする」ことで少しずつ負荷を大きくするということです。
特異性の原則
これは、トレーニング効果は、その内容に「特異的」=狙った通りの効果しか得られないという事です。
意外に感じるかもしれませんが、具体例を聞くと納得がいくと思います。例えば
・速く走るようになりたいのであれば、走る練習が必要。
・高く飛べるようになりたいのであればジャンプの練習が必要。つまり、やったことがそのまま成果になるということです。そのため、目的に合わせたトレーニング種目を選ぶ必要があります。
可逆性の原則
専門的な言葉ではありますが、この原則も皆さんが知っていることだと思います。
トレーニングの効果は、止めれば元に戻ってしまうという原則です。皆さんも「せっかく鍛えた筋肉も使わなければ衰える」というのはよくある経験ではないでしょうか。
ただし、落ちるスピードは人によって異なり、まったくゼロになるわけではありません。再開すれば再び伸びやすくなる「マッスルメモリー」という現象もあります。
重要なのは無理なく継続できる習慣を作るということです。まとめ
筋トレの3原則は以下の通りです。
1.全身性過負荷:少しずつ負荷を上げる
2.特異性:目的に合わせた種目を行う
3.可逆性:やめれば効果は失われる今回ご紹介した「3原則」はどんなトレーニングにも通ずるものです。
ご自身の運動習慣や目的に合わせて、トレーニングメニューや強度を変更していくことが重要です。当院では症状や疾患に合わせた運動器リハビリテーションを行っています。症状改善や目的に合ったトレーニングの指導を行えますので、ご興味のある方はご相談ください。
理学療法士 谷口侑希
監修 茂澤幸右 (茂澤メディカルクリニック南千住 院長)