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ブログ2025/10/08
患部のテーピング
東京都荒川区・台東区の皆さん、こんにちは!
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 柔道整復師の福岡です。さて、前回のブログは包帯でしたので、今回はテーピングについてお伝えしたいと思います。
スポーツ中のケガ予防や、ケガをしてしまったときのサポートに欠かせない「テーピング」ですが、アスリートだけでなく、日常生活やリハビリ、介護の現場でも幅広く使われています。
「テーピングってただ貼るだけでしょ?」と思われがちですが、正しく使えば怪我の予防・再発防止・パフォーマンス向上まで期待できます!
テーピングと一言に言っても、使い方や効果によって種類が違います。
今ブログでは代表的な2つをご紹介します。〇ホワイトテープ(非伸縮性)
※下の写真の右下隅にある2つの白いテープです。
・伸びないタイプのテープ
・関節の動きを制限し、ケガの再発防止や固定に使用される。
・例)足首の捻挫後の固定,指の保護など〇キネシオロジーテープ(伸縮性)
・伸びるタイプのテープ
・筋肉や関節の動きをサポートしたり、血流,リンパの流れを助ける。
・例)筋肉の疲労軽度,肩こり,腰痛のサポートなど
テーピングのメリット・効果
・ケガの予防,再発防止:関節や靭帯をしっかり守って動きを制限する。
・筋肉,関節のサポート:伸縮テープで動きを助け、疲労を軽減させる。
・痛みの軽減:皮膚の感覚刺激によって痛みが和らぐこともある。
・パフォーマンス向上:不安感が減り、思い切った動きができる。
・血流,リンパ促進:筋肉や皮膚を引き上げ、回復を助ける。
テーピングのデメリット・注意点
・間違った貼り方で逆効果になる:固定しすぎて動きにくくなったり、筋肉の働きを妨げる可能性がある。
・皮膚トラブルのリスク:かぶれやかゆみが出る場合はすぐに使用を中止しましょう。
・長時間の使用はNG:通気性が悪く、皮膚トラブルや血流障害につながる恐れもある。テーピングを上手に使うためのポイント
1.目的を明確にする:「固定」なのか「サポート」なのかを意識する。
2.正しい位置に貼る:筋肉,関節の走行を理解して使う。
3.貼る前に皮膚を清潔に:汗や皮脂があると剝がれやすくなる。
4.違和感があればすぐに外す:痛みやしびれがある場合は使用を中止する。
5.専門家に相談する:とくにケガ後は自己判断しないでご相談ください。当院では薬物療法、物理療法、運動療法等により、痛みの改善や生活の質の
向上を図っています。腰、肩、膝、足などお体の痛みでお困りでしたら当院
へご相談ください。リハビリテーション科
柔道整復師 福岡
監修 茂澤幸右(茂澤メディカルクリニック 院長)