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    2025/07/07

    姿勢セルフチェック-2

    東京都荒川区・台東区の皆様,こんにちは.
    茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 作業療法士の伊藤です.
    私の前回のブログでは身体を横から見た姿勢のセルフチェックについてお伝えしましたが,今回は前から見た姿勢のチェックポイントをお伝えします.
    鏡の前に立って下のイラストの4つのポイントをチェックし,左右のバランスをみてみましょう.

    メイン画像

    解剖学的に運動器(筋肉・骨)は左右対称という原則があります.そのため,基本的には①~④の位置の高さが左右同じであることが理想です.
    いかがでしょうか.頭がどちらかに傾いたり,どちらかの肩が上がっていたりしませんか?
    でもご安心ください.毎日多くの方のお身体を拝見しておりますが,左右対称の方にお会いしたことはありません.
    実際はほとんどの方が左右非対称で,全体としてバランスをとって生活しています.
    ただし,左右差が大きくバランスをとるために一部の筋肉に過剰な負担がかかると,関節の動かしにくさ,アライメント(骨の配列)不良につながり,痛みの原因にもなるのです.
    どちらか一方の足に体重をかけて立っている,脚を組んで椅子に座る,いつも同じ側の肩にバッグをかけている,長時間同じ姿勢でいるなど,日常生活で思い当たる動作や癖はないでしょうか.
    長年の習慣や癖を変えるには時間がかかりますが,今現在の好ましくない習慣や癖を改善することで5年後,10年後,20年後も元気で自由に動ける身体でいられるかもしれません.
    なぜ左右の肩の高さが違うのか,腰骨の高さが違うのか,ご自身の生活習慣を振り返ってみてはいかがでしょうか.

    リハビリテーション科 
    作業療法士 伊藤