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    2025/07/10

    肘の痛み!

    東京都荒川区・台東区の皆さん、こんにちは!
    茂澤メディカルクリニック 
    リハビリテーション科 柔道整復師の飯田です。
     特別な事は何もしていないのに物をつかむ時に肘が痛い。肘が痛くてペットボトルや調味料の蓋が開けにくい。
    タオル、雑巾を絞る時に肘が痛む。パソコン作業の時に肘が痛む。安静時の痛みはあまりありません。
    といった訴えをされる患者さまが男性、女性共幅広い年代に見られます。

    この症状はお耳にしたことはあるかと思われますがテニス肘(上腕骨外側上顆炎)という病名が考えられます。
    病態や原因については十分に分かっていませんが前腕(肘から先)の伸筋群の筋
    ①短橈側手根伸筋
    ②総指伸筋
    ③尺側手根伸筋
    の起始部(始まり)が肘の外側で障害されて生じると考えられています。
     レントゲン検査では異常がないのが特徴です。診断は肘周りの筋肉の付着部を押さえて痛みが出現するか?
    指や手首を伸ばす筋肉に力を入れる事で痛みが出現するか?で診断されます。
    以下が代表的なテスト法です。
    1、トムセンテスト
    検者は患者さんの手首を曲げるように力を加え、患者さんには肘を伸ばしたまま、検者の力に抵抗して手首を伸ばしてもらう。
    2、チェアーテスト
    患者さんには手の甲を上に向け、肘を伸ばしたまま床に置いた椅子を持ち上げてもらう。
    3、中指伸展テスト
    検者が手の甲を上に向けた患者さんの中指を上から押さえるのに抵抗して患者さんに肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。
     このテストで痛みが出れば判断されます。
    治療法はまずは負担の原因と思われる作業を控えます。パソコンで痛みがある方は椅子を少し高くする、キーボードに傾斜をつける等で改善する事があります。
    当院では低周波、超音波、アキュースコープ(微弱電流)などの物理療法、ストレッチやマッサージなどの手技療法、肘周りにバンドを巻くサポーター。湿布や消炎鎮痛の塗り薬も効果があります。
    肘の痛みに限らず、腰、ひざ、肩、頸のお悩みの方は是非当院の受診やリハビリテーション科にご相談ください。

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    リハビリテーション科
    柔道整復師 飯田 浩史
    監修茂澤 健一(茂澤メディカルクリニック院長)