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    2025/07/19

    夏場に多い「足がつる」原因・対策・予防とリハビリの重要性|茂澤メディカルクリニック南千住からのご案内

    こんにちは。茂澤メディカルクリニック南千住です。
    夏の暑い時期に「足がつる(こむら返り)」症状でお悩みの方が増えます。
    足がつると痛みで目が覚めたり、日常生活に支障が出ることもあります。
    今回は、夏場に足がつりやすい原因と対策、さらにリハビリの視点からできる予防法や改善法についてご紹介します。

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    ① 夏に足がつる主な原因とは?

    ・脱水とミネラル不足
    暑さで多量に汗をかくことで、水分と一緒にカルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラルも失われます。筋肉の正常な収縮に必要なこれらが不足すると、足がつりやすくなります。

    ・筋肉疲労や過剰な運動
    夏の運動や立ち仕事で筋肉が疲労し、硬くなるとこむら返りが起こりやすくなります。

    ・冷房による筋肉の冷え
    冷房の効いた環境で筋肉が冷えると血流が悪くなり、筋肉の緊張が強まります。

    ・血行不良や神経障害
    加齢や持病、運動不足により血流が悪化したり神経が圧迫されると、足がつりやすくなることがあります。

    ② 足がつったときの対処とリハビリの役割

    ・筋肉をゆっくり伸ばすストレッチ
    つった筋肉(たとえばふくらはぎ)をゆっくり伸ばし、筋肉の緊張を和らげましょう。焦らずにゆっくり行うことが大切です。

    ・温めとマッサージ
    血行促進のため温めたり、やさしくマッサージして筋肉をほぐします。

    ・水分・ミネラル補給
    スポーツドリンクやミネラル豊富な食事で補給しましょう。

    ・リハビリによる筋肉機能の改善
    整形外科のリハビリでは、筋肉の柔軟性や持久力を高める運動療法を行います。

    筋肉の緊張を緩和し、疲労をためにくい体を作ることで、足がつる頻度や強さの軽減につながります。
    また、正しい歩行や姿勢の指導も行い、筋肉にかかる負担を減らすことも重要です。

    ③ 日常生活でできる予防法とリハビリのすすめ

    ・こまめな水分・ミネラル補給
    暑い時期は特に脱水と電解質不足に注意し、バランスのよい食事と水分補給を心がけましょう。

    ・適度な運動とストレッチ習慣
    筋肉をほぐすストレッチやウォーキングを日常に取り入れ、筋肉の柔軟性を保ちます。
    寝る前の軽いストレッチも効果的です。

    ・冷え対策
    室内でも足元を冷やさないようにし、筋肉の血流を促進しましょう。

    ・リハビリ専門家の指導
    足のつりが頻繁に起こる方は、整形外科やリハビリ専門職によるリハビリを受けることで、筋肉や神経の状態を改善し根本的な予防が可能です。

    まとめ

    ・夏場の足のつりは脱水やミネラル不足、筋肉疲労、冷えなどが原因

    ・足がつったときはストレッチや温め、水分補給を行うことが大切

    ・リハビリを通じて筋肉の柔軟性や持久力を高めることで、つりの予防・改善が期待できる

    頻繁に足がつる場合や強い痛みがある場合は、早めに当院までご相談ください

    暑い夏も快適に過ごせるよう、当院では患者様一人ひとりに合ったリハビリプログラムを提供しています。
    どうぞお気軽にお問い合わせください。

    茂澤メディカルクリニック南千住 リハビリテーション科 茂木佑介
    監修:茂澤幸右(茂澤メディカルクリニック南千住院長)