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ブログ2025/07/19
こんな症状があればすぐ整形外科へ|放置すると悪化するサイン5つ
こんにちは。茂澤メディカルクリニック南千住です。
最近、「このくらいの痛みなら放っておいても大丈夫かな?」というお悩みをよく耳にします。
しかし、体からの小さなサインを見逃すと、あとで大きな不調につながることもあります。
今回は、整形外科の受診が必要になる可能性がある“5つの危険サイン”についてお話しします。① 放置しがちだけど危険な「5つの症状」
🔸1週間以上続く痛み
肩や腰、膝などの痛みが1週間以上続く場合、ただの筋肉疲労ではない可能性があります。関節や骨、靭帯にトラブルがある場合、放置すると炎症や変形が進むこともあります。
🔸しびれ・感覚の鈍さ
手足のしびれや「ピリピリした感覚」「物を落としやすい」などの症状は、神経に関わる異常のサインです。椎間板ヘルニアや手根管症候群などが隠れていることも。
🔸関節が動かしづらい
「肩が上がらない」「膝が曲がりづらい」といった症状は、関節内に炎症や癒着が起きているかもしれません。四十肩・五十肩や変形性関節症が疑われます。
🔸ケガ後の腫れや内出血が長引く
捻挫や打撲は軽く見られがちですが、腫れやあざが数日以上引かない場合、靭帯損傷や骨折の可能性があります。自己判断は禁物です。
🔸夜間痛で目が覚める
就寝中に痛みで目が覚めるのは、体にとって非常に強いストレスです。腱板断裂やリウマチ、神経痛など、専門的な診断が必要なケースが多くあります。
② 受診が遅れると起こるリスクとは?
これらの症状を「そのうち治る」と様子見してしまうと、治療が長期化したり、回復が不完全になるケースがあります。
・関節が硬くなり、動きが悪くなる(拘縮)
・神経障害によるしびれ・麻痺
・痛みの慢性化で、薬やリハビリが長期に必要になる特に高齢者やスポーツをしている方は、初期対応がその後の回復に大きく影響します。時間が経つほど治療の難易度が上がるため、「早めに診てもらう」のが何より大切です。
③ 整形外科でできること
当院では、痛みやしびれの原因を画像診断(レントゲン・エコー)などで正確に見極め、以下のような治療を行います。
・消炎鎮痛薬や注射での炎症コントロール
・理学療法士、作業療法士、柔道整復師によるリハビリテーション
・必要に応じた装具の使用や手術の判断整骨院や整体では対応できない骨・関節・神経の診断と治療を、医師の判断のもとで行えるのが整形外科の強みです。軽い症状に見えても、「異常がない」と確認するだけで安心できることもあります。
まとめ
「このくらい大丈夫」と放っておいた痛みが、日常生活に支障をきたすようになる前に。
今回ご紹介したような症状がある場合は、どうか我慢せずに当院にご相談ください。
早めの受診が、将来の体を守る第一歩になります。茂澤メディカルクリニック南千住 リハビリテーション科 茂木佑介
監修:茂澤幸右(茂澤メディカルクリニック南千住院長)