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    2025/07/10

    怪我の応急処置

    荒川区・台東区の皆さんこんにちは。茂澤メディカルクリニック 柔道整復師の福岡です。
    今回は怪我をしてしまった時の応急処置をご紹介します。
    怪我をしない事にこしたことはありませんが、日常の生活に怪我はつきものです。
    怪我と一言で云っても、捻挫,打撲,肉離れ,骨折,脱臼など様々あります。
    まず状態を把握する事が大事ですから、ケガをしたら以下の症状を確認して下さい。
    ・傷はないか
    ・変形はないか
    ・自分で動かせるか
    ・腫れ(はれ)はないか
    傷口がある場合は、ばい菌に感染する危険性もあるので、すぐに水道水で十分に
    患部を洗い流して清潔なガーゼやハンカチなどで被ってください。
    出血が止まらない時はそのまま患部を強めに暫く圧迫してください。
    変形があったり、自分で動かすことが出来ない場合は、骨折や脱臼など重傷である
    可能性があります。
    腫れや熱感がある場合は、氷で患部を冷やしてください。
    (保冷剤は凍傷になることがあります)

    メイン画像

    従来の外傷に対する初期対応は
    ①安静(Rest)
    患部が動かないようにする
    ②冷却(Icing)
    氷や流水で患部を冷やす
    ③圧迫(Compression)
    包帯がなければタオルや衣類で患部を軽く圧迫気味に固定する
    ④挙上(Elevation)
    患部を心臓より高い位置に挙げる
    この①~④の頭文字をとってRICE(ライス)処置と提唱してきましたが、
    安静だけでは損傷した組織を保護できないことからRICEにProtection(保護)を
    加えたPRICE(プライス)と呼ばれる処置に変換してきました。
    さらに近年では、急性損傷の早期管理として必要以上の固定、安静は反って治癒を
    遅らせる事がわかってきたため、
    ①保護(Protection)
    ②最適な負荷(Optimal Loading)
    ③冷却(Icing)
    ④圧迫(Compression)
    ⑤挙上(Elevation)
    のPOLICE(ポリス)という概念が広まりつつあります。
    まずPRICE処置をしましたら、経過を自己判断せずに医療機関を
    受診するようにしてください。

    茂澤メディカルクリニック
    福岡
    監修:茂澤健一(茂澤メディカルクリニック院長)