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    2025/07/19

    専門職が解説!子どもにインソールは必要?その理由と選び方

    こんにちは。茂澤メディカルクリニック南千住の茂木です。
    今日は「子どものインソール」についてお話しします。

    お子さんの歩き方や姿勢が気になったことはありませんか?

    ✅ すぐに転ぶ・よくつまずく
    ✅ 足の裏がべったりしていて土踏まずがない
    ✅ 靴の片側だけすり減っている
    ✅ 「足が痛い」と言うことがある

    このような場合、足のバランスが崩れている可能性があり、インソール(中敷き)の使用が役立つことがあります。

    ◆ 子どもの足は「発育途中」

    子どもの足は大人と違い、骨や筋肉がまだ成長途中です。
    土踏まず(アーチ)も6〜8歳頃までは自然に発達すると言われています。

    ですが、成長に伴ってアーチがうまく形成されないまま大きくなる子もいます。
    その結果、扁平足や内股歩行、外反母趾などにつながることもあります。

    ◆ インソールの役割とは?

    子ども用インソールは、以下のような目的で使用されます:

    ・足のアーチをやさしく支え、バランスを整える
    ・正しい歩行パターンをサポートする
    ・疲れやすさや痛みの予防
    ・成長過程での姿勢の崩れを補正する

    インソールは「治療」ではなく「補助」ですが、正しい使い方をすれば、長期的に良い影響をもたらすことがあります。

    ◆ どんな子どもにおすすめ?

    ・扁平足気味で、足の裏がべったりしている
    ・靴の片減りがひどい
    ・よく転ぶ、ふらつきがある
    ・O脚/X脚気味である
    ・すでに足や膝の痛みを訴えている

    このような場合、専門職による評価を受けたうえで、インソールの使用を検討するのがおすすめです。

    ◆ 保護者の方へアドバイス

    インソールを使ったからといって、すぐに効果が見えるわけではありません。
    ですが、「正しい使い方」+「適切な靴選び」+「日常的な運動」を組み合わせることで、足の成長を良い方向に導くことができます。

    また、リハビリ専門職の立場から見ると、「姿勢」「歩き方」「全身の使い方」まで含めてみていくことが大切です。

    ◆ まとめ
    👣 子どもの足は成長途中。気になる症状は早めにチェック
    👣 インソールは足の成長と姿勢のサポートに役立つ
    👣 選び方や使用は、専門職と相談しながら進めるのが安心

    茂澤メディカルクリニック南千住 茂木佑介
    【監修:茂澤幸右(茂澤メディカルクリニック南千住院長)】