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    2025/07/07

    応急処置(RICE)

    東京都荒川区・台東区の皆様こんにちは。
    茂澤メディカルクリニック柔道整復師の福岡です。
    今回お話させていただくのは、怪我の応急処置についてです。
    お子さんが手を腫らして帰ってきたり、ご自身が階段で足を捻ったり、怪我は突然起こる事がほとんどです。
    その時に気が動転して冷静に対処出来ない事があります。
    そこで覚えていていただきたいのがRICE(🍚ライス)です。
    これはそれぞれの処置の頭文字を合わせてRICEといいます。
    基本的な応急処置方法です。

    Rest(レスト)安静
    患部を安静にして、動かさない。
    損傷部位の腫れや血管・神経損傷を防ぐ目的で安静を保ちます。
    骨折や筋・腱の損傷があった場合は無理に動かして状態を悪化させる
    可能性がある為、タオルや固いもので患部を固定します。

    Icing(アイシング)冷却
    患部を氷で冷やす。
    冷やすことにより患部の内出血や腫れを抑え、炎症を最小限にして
    組織壊死を防ぎます。
    冷却時間は15~20分程で患部の感覚が無くなったら外し、感覚や
    皮膚の色が戻ってきたらまた冷やすを繰り返します。

    Compression(コンプレッション)圧迫
    患部周辺を軽く圧迫する。
    患部の内出血や腫れを抑えるため、患部を中心に腫れのない部分まで
    包帯やテーピングで軽い圧迫を加えます。強い圧迫は循環障害をき
    たし、長時間のテーピングはかぶれの恐れがあるので注意してくだ
    さい。

    Elevation(エレベーション)挙上
    患部を高くする。
    腫れの軽減と早期消退を図るため、理想的には患部を心臓より高い位
    置に挙上します。
    内出血や腫れは手足の先に広がると吸収は遅れ、筋肉の多い部位では吸収されやすくなるので、患部をできるだけ高い位置に置くことが重要です。
    以上が応急処置RICEです。

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    適切な処置によって治癒までの時間を早めることになります。
    ただし、あくまでも応急処置であって治療ではありませんので、処
    置後は医療機関を受診するようにしましょう。

    茂澤メディカルクリニック
    柔道整復師 福岡